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外国人も年金を払わないとだめ?

永住許可にも重要な「年金制度」の概要とは?

外国人も年金を払わないとだめ?

〇年金制度って?

年金制度は英語で言うところのpensionやannuityのことです。

日本の年金には「厚生年金」と「国民年金」の2種類があり、働き方で加入する保険が変わってきます。

年金については、外国人の方も加入をする必要があります。最近では、永住許可申請にも、「年金を収めていること」の証明が必要になり、ますます重要になってきました。

日本の年金は、立場によって国民年金と厚生年金のどちらに加入するかが決まります。

自営業者、学生など⇨国民年金

会社員、公務員など⇨厚生年金

会社員や公務員の配偶者⇨国民年金



○よくあるミス

 日本で生活する外国人の方が会社員であれば、厚生年金に加入することになり、納付の証明はそれほど難しくはないと思います。しかし、自営業者や個人経営の事業所で働く従業員などは国民年金に加入することになるため、自分で国民年金を納めなければなりません。場合によっては、納付していなかったり、納付の時期が遅れたりするなど納付状況の証明が難しくなるケースもあります。



 国民年金に加入しなければならない外国人の方の中には、「ずっと日本に住むか分からないから国民年金を納付したくない」という方もいるかと思います。

 日本での年金制度では、「脱退一時金」というものがあり、日本に住まなくなった場合でもこれまで支払った年金保険料の一部を請求することができます。



〇脱退一時金について

 日本国籍を有しない方が、国民年金または厚生年金保険の被保険者資格を喪失し、日本を出国した場合、日本に住所を有しなくなった日から2年以内に脱退一時金を請求することができます。

 脱退一時金の金額は、支払った保険料の概ね1/4~1/2(上限36月 ※令和3年4月以降は60月)になります。

 永住許可を狙っている方はこのような年金の制度も理解しておくことが大切です!

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