1月30日。佐賀新聞にこんな記事が上がっていました。
「佐賀県模試の英語問題に疑問の声 イスラム教とテロ結びつけ?」
英語のテストで出てきた文章に、イスラム教徒=テロリストと捉えられるような表現が出てきた、とのことでした。
「疑問の声があったのは、英語の文章を読み解く設問。文章は高校生の作文で、エジプト旅行の体験談として、しつこく絵はがきを売る子どもらに疑問を持ち、父親に理由を尋ねる場面がある。父親は『稼ぐことができなかったら、食べ物を求めてモスクに行き、テロリストになる』と答えていた。」(佐賀新聞Live 1月30日より引用)
学校の先生たちがみんなで会議をした上に作った文章で、このような内容が取り上げられるとは、本当に残念です。
日本人は、宗教に対してネガティブなイメージを持ちがちです。それは、少し昔に日本の宗教団体がテロ事件を起こした影響もあると思います。しかし、世界の宗教に対しても同様の目線で見てしまいがちです。本当に残念。
しかも今回の事件が、「学校の先生たちが考えた文章」で起こった内容だからこそより悲しいものです。世界を知らない人が多すぎる。
島国で日本語というある意味隔離された日本では、こういった事件がよく起こっているのだとおもいます。この記事を読んでいるあなたは、おそらく日本語が喋れるのだと思います。
ぜひ、「それは違うぞ!」と思ったことがあれば、大きな声で指摘してください。
そうやって指摘してもらえることでやっと、日本人は世界で生きていける存在になれそうです。
佐賀新聞Live 2021年1月30日 「佐賀県模試の英語問題に疑問の声 イスラム教とテロ結びつけ?」(2021年 5月6日最終閲覧)
https://www.saga-s.co.jp/articles/gallery/627942?ph=1