10月1日から、ドバイで万博(EXPO)が始まりました!日本館では最新技術の展示や、回転寿司の提供が行われています!実は観光ビザで入国が許されているドバイ。その理由や、入国方法、注意点について簡単にまとめていきいます。

なぜ、観光ビザで入国できるの?
元々、観光に力を入れている国であるため、最初から観光での入国に寛容でした。それに加えて、ドバイでは人口の約82%がワクチン接種を終えており、外国人を寛容に迎える体制が整っている面があるようです。
入国するには?
まず、入国にはドバイ空港がおすすめです。同じUAEにあるアブダビと比較して比較的簡単に入国することができます。ただ、現在、日本からのツアーは行われておらず、個人で航空券を取得する必要があります。
必要なもの
・ビザ(日本人の場合は不要。到着時に無料で30日間分の短期滞在ビザが取得できる)
・PCR検査陰性証明書(72時間以内に以内に受検したもの。診断書は英文orアラビア語)
・医療情報フォームの記入
・専用スマホアプリ「COVID-19 DXB Smart」登録手続き
以上!なんともシンプルです。
<PCR検査に関する補足情報>
ちなみに、PCR検査結果の代わりに唾液検査の結果を使うことはできません。PCR検査のみが条件です。日本国内のどの医療機関で受検してもOK。日本の医療は信頼されているようです。旅行のためのPCR検査は自己都合のため、保険適用外になります。現在の日本では、英文診断書月のPCR検査で2万円台で受けられるところも出てきています。
また、出発前に、PCR検査が受検できなかった人は、ドバイ到着時にもPCR検査を受けることができます。値段ははっきりとわかっていませんが、町の病院で150ディルハム(約4,300円)程度で受けられることを踏まえるとそこまで高額ではないと予想されます。ただ、検査結果が出る前は、自分が予約したホテルでの自主隔離生活となります。48時間の間は、インルームダイニング等で食事をすることに…。滞在費や、短い旅行期間で48時間外に出られないことを考えると、入国前に検査しておくのが合理的なのかもしれません。
<専用スマホアプリ「COVID-19 DXB Smart」の補足情報>
こちらはスマートフォンのアプリで、絶対にインストールすることが定められています。つまり、スマートフォンを持っていない人は、ドバイに入国することができません。
ドバイ旅行の注意点
このコロナの時代に、「海外旅行に行ける!」と言うのがとても魅力的ですが、旅行をする際には十分注意すべきポイントが幾つかあります。
①海外健康保険に加入すること
航空券によっては、新型コロナウイルスに関する補償がついているものもありますが、多くは「PCR検査で陽性となった」場合の隔離に対する補償です。重症化による入院や治療に対しては払われないことが多いです。したがって、万が一に備え、自身でしっかりとした海外健康保険に加入しておくことが必要です。
②「ドバイ・アシュアード」の罰金に注意
ドバイでは、独自の感染予防プログラムを設けています。その名も「ドバイ・アシュアード」。この厳しい感染予防対策に違反すると、罰金が発生するものもあります。例えば、以下の3つのルールに注意しましょう。
マスクを常時着用すること(5歳以上) ホテルの部屋以外では全てマスク着用 ⇨ 罰金3000ディルハム(約9万円)
ソーシャルディスタンス2m ⇨ 罰金3000ディルハム(約9万円)
車の最大乗車人員は運転手を含めて3人 ⇨ 罰金3000ディルハム(約9万円) ただし ・家族(2親等以内の場合)は3人以上の乗車も可能 ・ワゴン型のタクシーは4人までの乗車が可能
ドバイ政府からの指導に基づく検疫指示に従わない場合 ⇨ 罰金50000ディルハム(約1500,000円!!!)
③帰国の方がハード…
忘れがちですが、行ったら帰ってこなければなりません。実は、この帰国が非常にハードなのです。理由は変異株の存在です。日本は、ドバイを含め、アラブ首長国連邦を「注意すべき国」と分類しているため、9月20日以降の日本への帰国者に対し厳しい措置を設けています。
制限の内容
出発する国で、出国前72時間以内で新型コロナウィルスの検査を受け、その証明を提示すること
入国時に新型コロナウィルス感染検査を受けること
現地での検査の実施、そしてその証明書が提出できない場合は、検疫所長の指定する場所で14日間待機すること
「誓約書」の提出が必要。 ◎14日間の公共交通機関の不使用 ◎14日間の自宅等での待機 ◎位置情報の保存 ◎接触確認アプリの導入等
3日間隔離施設で待機すること(入国日はカウントされないため、4泊5日になる可能性有)
帰国の際には、まず、厚生労働省が定めるフォーマットでPCR検査の陰性証明を書いてくれる病院を探すところから始まります。他国よりは、外国人でも上記施設を探しやすい国だと言われていますが、一苦労はありそうです。
4の誓約書の内容が守れない場合には、14日間、決められた場所で待機をする必要があります。
なお、5に関しても、「待機」は、ほぼ隔離に近い対応で、ビジネスホテルのような部屋から一歩も外出することができません。そのため、時間を潰せるアイテムは必須です。
以上が、日本に帰ることをハードにしている部分です。
海外旅行にはいきたい!けれど…
ドバイは「いつでもウェルカム!」といった感じで迎えてくれているのですが、日本に帰ってくる際には、塩対応。変異株の蔓延を防ぐためにしょうがない措置です。
旅行にいきたい!という方も、上記の条件を踏まえて、「ドバイが感染に注意すべき国」ではなくなってから、旅行をしてもいいのかもな、と言う気がします。
世界を自由に旅できる日が早く訪れますように…。