日本語を母国語とする日本人でも、日本語の使い方間違えることがしばしば…
マンガで出てくるセリフでも間違った使い方をされる時もあります。
この記事では、よく聞く言葉と、その正しい表現を5つほどまとめています。
その表現を知らなかった人は、「1つ新しい表現を増やす」つもりで、覚えてもらえると嬉しいです!
×ハッカー ⇒ ◯クラッカー
よく、アニメなどで、「天才ハッカー」などと呼ばれる悪役が出てきますが、この表現は、この表現は完全に的確ではありません。
本来「ハッカー」は、コンピュータや電気回路などに常人より詳しい技術的知識を持つ人を指し、「その技術を使って悪さをする」という意味はありません。
したがって、こうした悪事を行う人は「クラッカー」と呼ぶのが適切です。
×目鼻が利く ⇒ ◯目端が利く
「目端(めはし)」は「眼力」のことで、「目端が利く」は、物事を素早く見抜いて抜け目がないことを意味します。
目や鼻が鋭いという意味で「目が利く」「鼻が利く」という言い方はしますが、「目鼻が利く」とは言いません。
×熱にうなされる ⇒ ◯熱に浮かされる
「かぜをひいて熱にうなされている」という表現は誤っています。「うなされる」は「悪夢などを見て思わず苦しそうな声を出す」という意味ですので、これを使うのであれば「熱が出てうなされる」または「熱でうなされる」というような言い方が適切です。
×取り付く暇がない ⇒ ◯取り付く島がない
「取り付く島がない」は、船で海へ出たが立ち寄る島もなくどうしたらいいのか分からなくなることから転じて、「途方に暮れる」を意味します。 「取り付く暇がない」は単純に「島」と「暇」の誤りだと思われます。
×眉をしかめる ⇒ ◯顔をしかめる
不機嫌や不満を表す表現ですが、これは「眉をひそめる」と「顔をしかめる」が混同してしまった表現です。正確には、「顔をしかめる」が正しい言い方です。
いかがでしたか?
元々意味を知ってる単語はいくつあったでしょうか。 今回ご紹介したのは、日本人でも間違いやすい表現です。ぜひ、覚えて会話の中で使ってみましょう!