どんな副反応が報告されているの?
日本で承認されているのは、ファイザー社とモデルナ製のワクチンです。
主な副反応として「注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等」(厚生省,2021)が起こることがあります。
厚生省によると、大抵の場合は、数日以内に回復するそうです。しかし、症状の重さによっては、解熱剤を飲んだり、医療機関を受診したりするなどの対応が必要になります。

実際に症状が重かった場合、日本の市販薬はどういったものが効果的なのでしょうか?
薬局で手に入る、ワクチン後に効く解熱剤は?
新型コロナウイルスに対するワクチンの副作用が長引いたとき、日本の市販の薬で対応できます。
厚生労働省の発表によると、日本で売られている市販薬で、副反応に効果があるのは以下の通りです。
▼ アセトアミノフェン
(エキセドリン、バファリンプレミアム、ノーシン、セデスなど)
▼ イブプロフェン
(イブ、リングルアイビー、ナロンメディカル、バファリンプレミアムなど)
▼ ロキソプロフェン
(ロキソニンなど)
ちなみに アセトアミノフェンは、低年齢の人や妊娠中・授乳中の女性でも使用できます。 ただ、製品毎に対象年齢などが異なるので、対象を確認したうえ使用するよう、注意が呼びかけられています。
なお、以下に当てはまる場合は、お医者さんに相談するのが賢明です。
・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合(ワクチン接種後に起こりやすい症状や起こりにくい症状については、こちらをご覧ください。)