
引っ越しの前後でさまざまな手続きが必要となります。
ここでは、留学生が引っ越しをした際に、どのような手続きが必要になるのかをまとめてみました。
<準備編>
①大家/不動産に引っ越しの日を伝える…引っ越の日の1ヶ月程度前
契約書には「30日前までに知らせてください」と書かれていることが多いです。
そのため、30日前までには、引っ越す日を伝えておきましょう。
②引っ越しの方法を考える。
荷物が多いのであれば業者を使うことも考えられます。その際には、引っ越し業者を検索しておきましょう。
引っ越しの荷物が少ないのであれば、自分でやるのがもちろん一番安く済みます。
ただし、重要なのは、①で大家/不動産に伝えた退去日までには、部屋を全て片付ける必要があるので、気をつけましょう。
<引っ越し編 - これまで住んでいた場所の役所での手続き ->
役所では3〜4つの手続きが必要になります。
わからなければ、基本的に総合案内(インフォメーション センター)で質問をしましょう。
③「転出証明書」の取得 …引っ越しの日の前後14日間)
まずは、市役所に、「住所が変わりましたよ〜」とお知らせする必要があります。
そのために、これまで住んでいた場所の区or市役所で「転出届(てん しゅつ とどけ)」を書きましょう。
わからなければ、「転出届はどこでかけますか?」と受付(総合案内)の人に聞くと案内してくれます。
転出届を提出すると、「転出証明書(てんしゅつしょうめいしょ)」をもらえます。
これを後で使いますので、大事にとっておいて下さい。
※ちなみに、近くに引っ越す(市区町村が変わらない)場合、転出届は必要ありませんが、「転位届(てん い とどけ)」が必要になります。
④ 在留カードの変更
次に、自分の身分証明書の住所も変更しておく必要があります。
具体的には、皆さんの身分証明書の一つ、「在留カード」の住所を変更します。
それを、「居住地変更登録申請(きょじゅうちへんこうとうろくしんせい)」と言います。わからなければ、総合案内で質問をして下さい。
⑤ 国民健康保険の返却
これまで住んでいた区・市役所に、国民健康保険証を返却します。
(新しい街で新しいカードをもらいます。)
⑥ 子供がいる場合の手続き
児童手当、乳幼児医証、こども医療証などの手続きが必要です。これらは関係ある人のみ、総合案内で質問しましょう。
<水道 電気 ガス 編>
水道会社、電気会社、ガス会社にそれぞれ退去日(引っ越しの日)を伝える必要があります。
連絡先は、月々の領収書に書かれていることが多いです。
退去予定日を伝えて、契約を止めることで、余計な代金を支払わないで良いように気をつけましょう。
<郵便編>
引っ越してから一年間、間違って昔の家に送られてきた郵便物を転送してもらうことができます。
「重要な書類が届かなかった!」といったミスを防ぐためにも必ず手続きをしておきましょう。
手続きは郵便局で行います。どこの郵便局でも構いません。「転居届(てんきょとど)け」の用紙をもらい、新しい住所等を書いて提出します。手続きをするときには、本人確認が必要です。必ず、住所が記載された身分証明書を持っていきましょう。
ちなみに、これらの手続きは、郵便局のウェブサイトからも可能です。
<引っ越し編 -新しい街の役所での手続き>
※同じ市区町村の中で引っ越しを行なった場合には関係がありません。以下は市区町村が変わった人のみに当てはまる項目です。
⑦転出証明書の提出…引っ越が完了してから14日以内までに
③で取得した書類を新しく住む街の区or市役所に提出しましょう。14日以内に提出する必要があります。
⑧新しい健康保険証の受け取り
⑦で役所を訪れた際に、ついでに健康保険証の発行もお願いしましょう。