
日本以外の国では、車は車道の右側を通行をするように決められていることも多くあります。
しかし、日本では、車は道路の左側を走るように義務付けられています。
なぜ、左側なのか、いつ決まったのか、歴史と理由をみていきましょう!
◯左側通行が始まったのは…?
車が左側を走るよう決まったのは、1881年だと言われています。
この頃は「明治時代」と呼ばれる時代です。もちろん、今で言う自動車は走っていませんが、「人力車」が走っている時代でした。
(画像:人力車)

このとき、警視庁によって、「人力車が行き合った場合には左に避ける」と、車両の左側通行が規定されました。
ここから、日本の「左側通行」が始まったと言われています。
◯なぜ左側なのか
言伝えになりますが、武士は刀を左腰に差すため、左側通行だと鞘がぶつからないという説があります。あくまで一説ですが、明治時代であればとてもあり得そうな話です。
◯自転車や歩行者は?
日本では、
自転車=車
とされています。
したがって、自転車に乗るときは、車道の左側を走るのが基本です。
(ただし、歩道を走ってはいけないわけではありません。いつでも止まれるくらいの速度であれば、歩道を走ることが認められています。)
反対に歩行者は道路の右側に寄ることが基本になっています。
確かに、これであれば、歩行者と車(自転車)が向かい合う形になるので、安全ですね!