出所:総務省『令和2年国勢調査』より

外国人が1.5倍に
日本に住む外国人は年々増えています。いまや、日本在住の50人に1人は外国人。日本の総務省が2020年に行った国勢調査によると、前回調査と比べて、日本人が1.4%減となるなか、外国人は43.6%増の274万7,137万人と過去最多を記録しています。
労働力不足が深刻化していく日本には、これからもたくさんの外国国籍の方が日本に入国してくることが予想されますが、現状ではどこの国の人が一番多いのでしょうか?
日本に住んでいる外国人で、一番人口が多いのは中国人
国籍別にみていくと、最も多いのは「中国」で66万7,475人。
日本に住む外国人の4人に1人の割合です。
二位以降は以下のようになっています。
「韓国、朝鮮」37万4,593人(15.6%)
「ベトナム」32万0,805人(13.4%)
「フィリピン」23万0,351人(9.6%)
「ブラジル」18万0,014人(7.5%)
「ネパール」6万7,325人(2.8%)
「インドネシア」4万9,147人(2.0%)
「アメリカ」4万7,875人(2.0%)
「タイ」4万2,702人(1.8%)
「ペルー」4万1,034人(1.7%)
「インド」2万7,915人(1.2%)
「イギリス」1万3,590人(0.%)
都道府県別に「外国人の分布」をみる
都道府県ごとに外国人分布をみていきましょう。
1位「東京都」3.44%
2位「愛知県」3.07%
3位「群馬県」2.76%
4位「三重県」2.53%
5位「岐阜県」2.48%
6位「静岡県」2.37%
7位「大阪府」2.36%
8位「千葉県」2.26%
9位「埼玉県」2.20%
10位「神奈川県」2.12%
人口に占める外国人の割合が最も高いのはやはり東京都です。続く愛知県は自動車工場も多く、外国人比率が多くなっています。一方、外国人比率が最も低いのは「秋田県」で0.38%。「青森県」「岩手県」「宮崎県」「高知県」と続きます。外国人人口が1%を切っているのは、20道県。
国籍別、どの県に住んでいるのかのランキング
国籍別にみていきましょう。
■中国人
1位「東京都」195,740人
2位「神奈川県」63,833人
3位「大阪府」60,430人
4位「埼玉県」57,579人
5位「千葉県」49,043人
■韓国、朝鮮
1位「大阪府」81,436人
2位「東京都」79,414人
3位「兵庫県」31,582人
4位「愛知県」25,821人
5位「神奈川県」24,475人
■ベトナム人
1位「愛知県」32,880人
2位「大阪府」26,620人
3位「東京都」24,999人
4位「埼玉県」19,048人
5位「神奈川県」18,290人
■アメリカ人
1位「東京都」16,507人
2位「神奈川県」5,381人
3位「沖縄県」2,886人
4位「大阪府」2,522人
5位「千葉県」2,002人
欧米人で最も多い「アメリカ人」では、在留米軍基地の多い「沖縄県」が三位に入っています。